キャバクラを開業するとき、多くの方が注目するのは「内装」や「人材」ですが、実は忘れてはいけないのが備品です。お客様が実際に触れるグラスやコースター、目に入る照明やインテリアは、店舗の印象を大きく左右します。準備不足のままオープンしてしまうと「なんか安っぽい」と思われてしまうことも…。本記事では、開業時にそろえるべき備品と、失敗しない選び方を分かりやすく解説します。
目次
開業準備でそろえるべき主な備品リスト
- 家具類:テーブル/ソファ/チェア
- 照明・装飾:シャンデリア/間接照明/壁アート
- 音響機器:スピーカー/マイク/BGM機材
- グラス・食器類:ワイングラス/ロックグラス/シャンパングラス/小皿
- 小物類:灰皿/メニュー表/コースター/おしぼりトレー
この中でも「小物類」は一見地味ですが、清潔感や高級感を左右する重要アイテム。特にコースターは“ミニ看板”としてブランディングに直結します。
備品選びの3原則
- 耐久性:消耗が激しい備品ほどコストに響きます。繰り返し使える素材・作りかをチェック。
- 雰囲気とのマッチ:高級路線/カジュアル路線など、コンセプトを壊さないトーンを選ぶ。
- お手入れのしやすさ:開業初期は人手が限られがち。手入れが簡単=運用コストを抑えられる。
失敗しないコースター選び(素材別の特徴)
紙製(使い捨て)
- 安価で大量導入しやすい、ロゴ印刷でブランディングも可能。
- 耐久性が低く、湿気や水滴でへたりやすい。
コルク製
- 温かみのある質感。滑りにくくテーブルにも優しい。
- カジュアル寄り。シックな高級感を出したい店にはやや不向き。
珪藻土製(おすすめ)
- 吸水力が高く、グラスの水滴を素早く吸収。テーブルが濡れにくい=お客様の不快感を低減。
- 上質な質感で視覚的な高級感を演出。店名・ロゴ入れでブランディング効果も。
- 繰り返し使えるため、長期的なコストパフォーマンスに優れる。
備品購入の進め方(開業時の段取り)
- 必要リスト化:全備品を書き出し、数量・単価・納期をメモ。
- 優先度分類:「必須/こだわり/後回し」に分け、開業日に必要な最低ラインを死守。
- 仕入れ先の使い分け:業務用通販で汎用品を一括、印象を決める要所(例:コースターなど小物)は専門店で。
- 名入れで差別化:店名入りコースターやメニューで、開店初日から“記憶に残る店”へ。
まとめ:小さな備品が、大きな差をつくる
豪華な内装やキャストのクオリティはもちろん重要ですが、実際にお客様の記憶を左右するのは手元で体験する小物の積み重ねです。特にコースターは、清潔感・高級感・ブランド想起の要。開業時にこだわることで、長期的なリピートと客単価アップに効いてきます。
まずは知ってから考えたい方へ、情報まとめました。

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